規制緩和について

日本には「○○はしてはいけない」という様々な規制(経済的規制)が数多くあります。この規制を緩めていこうというのが規制緩和です。
経済的規制は、戦後、日本経済がまだ立ち直っていなかったころ、
「もし自由に企業同士を競争させたら倒産する会社が多数続出してしまう」と考えた政府が産業を保護するために作ったものです。
この作戦はうまく行き、日本経済は順調に発展していきました。
ところが90年代にに入ると貿易の不均衡や景気の低迷を打ち破るために、これらの規制をもっと緩めるべきだという気運が高まります。
とくにアメリカがこれを強く要望しました。それは規制の中には輸入を制限するものもあったからです。見直しは技術の進歩により民間企業が行うほうが高率的になる事業や、規制があることによって非効率になっている事業です。
規制緩和は93年から始まり、98年から2000年度にかけても行われました。