たくさんの記事から効率よく情報を得る

新聞をあまり読まないという人に、その理由を尋ねてみると
「記事が多すぎて、やたらと読むのに時間がかかってしまう。」
という答えが多くかえってきます。
新聞から効率よく情報を取るには、記事全部を根気よく読む必要はないのです。
興味の無い記事はどんどん飛ばして結構です。「全部の記事を読もうとしない」が読み方の基本だと思ってください。
なにせ、朝刊は40ページで約30万字、新書にして2冊分になります。
忙しいなら、これを「拾い読み」すれば良いのです。
ここで覚えておくといいのが、新聞記事独特の文章構造です。
新聞は、たいていは結論が真っ先に書かれています。
そしてその後で詳しい内容が書いてあります。
そのため、たいていの記事は全部読まなくても前半だけ読めば内容がつかめるわけです。
ですから、記事の頭だけ読んで「だいたい分かった」と思ったら
次の記事へと、どんどん移っていけばいいのです。
長い記事でも見出しとリード(見出しの脇の要旨部分)だけ読めば
ポイントはだいたいつかめます。
小さな記事では最初の一段落がリードの役割をしています。
このポイントを抑えれば楽に、新聞から多くの情報を得ることができます。